‘性感染症について’
性感染症について説明しています。(まつなが産婦人科)
HIV感染症
HIV感染症はその疾患病期により、HIV初感染、慢性感染期、AIDS期に分けられます。大部分のHIV感染者は、発症後10-15年で致死的免疫不全状態すなわちAIDS(後天性免疫不全症候群)に至ります。 ○HIV初感染○ […]
続きを読む...性器ヘルペス
性器ヘルペスは、性器の単純ヘルペスウイルス(HSV)1型または2型の感染症で、外陰部に小水疱、びらんを形成する疾患です。 HSVは感染後、感染部位の末梢神経から進入して、腰仙髄神経節に潜伏感染します。潜伏感染したHSVは […]
続きを読む...トリコモナス感染症
トリコモナス感染症は原虫の1種であるトリコモナスによる感染症です。トリコモナスには、膣トリコモナス、腸トリコモナス、口腔トリコモナスがあり、それぞれ感染部位に特異的な性質を持っており、生殖器に感染し病原性を示すのは膣トリ […]
続きを読む...カンジダ膣炎
カンジダは7-10人に1人の女性の膣の中に普通に存在し、また膣以外にも皮膚・口の中・腸などにも存在します。通常は存在するだけで何ら症状が出ることはありません。しかし、膣の中のラクトバチルス(乳酸菌)が減ってしまうような状 […]
続きを読む...尖圭コンジローム感染症
尖形コンジロームは、ヒトパピローマウイルス6・11型などが原因となるウイルス性性感染症で、生殖器とその周辺に発症します。淡紅色ないし褐色の病変で特徴的な形態を示し、視診による診断が可能です。 自然治癒が多い良性病変ですが […]
続きを読む...淋菌感染症
淋菌感染症は、淋菌の感染による性感染症です。 淋菌は患者の粘膜から離れると数時間で感染性を失い、日光、乾燥や温度の変化、消毒剤で簡単に死滅します。したがって、性交や性交類似行為以外で感染することはあまりありません。 女性 […]
続きを読む...梅毒
スピロヘータの一種である梅毒トレポネーマによって発生する性感染症。 試験管内の培養は不可能のため、病原性の機構はほとんど解明されていません。 主に性行為により感染、皮膚や粘膜の微細な傷口から侵入し、進行によって血液内に進 […]
続きを読む...クラミジア感染症
クラミジアとは、性病・性感染症で、感染報告が現在もっとも多い性病・性感染症ですが、性器間のみではなく性器外性行為によっても感染し、オーラルセックスにより咽頭炎、扁桃炎など耳鼻科領域まで感染が波及します。 クラミジアは球状 […]
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