神社の手水舎
2015-02-10
「今更なんだけど…」
「何かな?」
「神社で手を洗う所って何て言うの?」
「え?え?」
「手水舎って言うんだけど。」
「ありがとう。あの~」
「まだ何か?」
「手水舎の正式な作法も教えて。」
「今まで見よう見真似でやっていたんだけど、両手に水をかけるだけの人や、水を飲んでいる人等色々いらっしゃってわからないの…」
「君は何年僕とこのコラムに出ているのかな?」
「だから今更って低姿勢にしているじゃないの(怒)」
「オイ!逆ギレかいな(笑)」
「ハハ」
「まず、神聖な気持ちになり一礼をし、右手で柄杓を取り、手水をすくう。身体のけがれを取るために左手を清め、柄杓を持ち替えて、右手を清め、もう一度柄杓を右手に持ち、左の手のひらに少量の水をため、これを口に含み、口を清めた後、左手で口をかくして、水をそっと吐き出す。左手をもう一度清め、柄の首を片手で持ち、柄を立てて残った水で柄の部分を洗い流す。柄杓をもとの位置に静かに戻す。最後にもう一度一礼をして終了。」
「え?全然知らなかった…」
「君は今まで何回神社に参拝したのかな?」
「数えきれないわよ。」
「と言う事は数えきれないほど神様に失礼な態度をしてきたわけだから、今後は益々人間として成長していくことを期待しているよ。」
「何よ!えらそ~に。」
←「リクガメ」と人生」前の記事へ 次の記事へ「馬肉のパワーで長生き」→