イケイケドンドンの時は…

2012-05-10

「先日、突然大学時代の友人が訪問してきたんだ。」
「あら」
「そいつは、化粧品か何かのねずみ構にのめりこんで、全財産を失い、失業中の身だ。」
「え~、お医者さんよね?」
「そう!彼は大学時代から背伸びした生活しかしていなくて、医師になってからもそうだったらしい。自分の実力以上の医療を行い、幸い医療事故を起こさなかったんだが、自院を大きくし、たくさんの患者を集めて、いい気になっていたらしいんだ。」
「ふ~ん」
「自分の実力以上の事を行って何年ももつわけがない。体力の限界が来たらしい。」
「?」
「そういう奴に限って次に行うのが“楽して儲ける”ってやつ。」
「わかる。」
「それで、知識もないのにねずみ構に手を突っ込んだわけ。」
「ドロ沼ね。」
「それで財産を失いドロンしたって事。」
「で、何か言ってた?」
「オレは、本当にアホだった。先生、先生ってチヤホヤされていい気になってた。それが、ホームレスまで落ちぶれた。しかし、そのおかげでパン1個の大切さが身にしみてわかったよ!ってさ。」
「人間イケイケドンドンで走ってる時って何も見えないのよね。」
「その通り!民主党みたいにすでにドン底に落ちてるのをわからないのが一番最悪だけどね。」

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