子宮頸がん検診を定期的に!!

2012-06-10

「子宮頸がんのワクチンて2種類あるのよね?」

「うん」

「違いを簡単におしえてよ。」

「現行のワクチンは癌の原因ウイルスのHPVの初感染を抑えるのであって既に感染しているHPVを治す作用はないという所を頭においといてくれ。」

「うん」

「現在の日本では子宮頸がんワクチンは2種類あって、その予防効果もそれぞれに特徴があるんだ。」

「へえ」

「Aというワクチンは子宮頸がんの予防に特化したワクチン、Bというワクチンは性行為感染症のコンジローマも予防できるワクチンの2種類。」

「なるほどAワクチンは子宮頸がんから多く見つかるHPV16型、18型に20年以上の予防効果があり公費助成対象者である中学1年生~高校1年生にとって20年とはメリットがあると思います。Bワクチンは頸がんの予防だけでなくコンジローマを予防するというメリットがあるんだよ。」

「3回注射するんだったよね」

「そうだよ。しかし頸がんに関係するHPVワクチンは約15種類もあるんだよ。」

「現在のワクチンで予防できるのは16型と18型だから、子宮頸がん検診を定期的に受ける事も必要なんだ。」

「わかりやすかったわ~、ありがとう!」

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