春は感動とともに
2022-04-10
「すっかり春ね。」
「冬を乗り越えたなぁ。」
「うちの庭にいっぱいモンシロチョウが飛んでいるわ………ところでモンシロチョウって真冬はどうしてるの?」
「成虫や幼虫で越冬する事は無理なので、サナギで冬を越しているんだ。」
「そういえば畑近くの家の軒先に何かしらのサナギを見た事あるわ。あれはモンシロチョウのサナギなのね。」
「そう。」
「春に羽化したモンシロチョウはキャベツや菜の花等に産卵するんだ。」
「それで?」
「その卵は1㎜の大きさで白色をしているよ。」
「なるほど。」
「4日程で黄色くなり中で幼虫が動いているのがわかります。」
「へぇ~。」
「その後は1週間ほどでう化して2㎜程の幼虫が誕生。」
「若干感動。」
「それから、もりもり葉を食べ、2週間で4回脱皮を行いサナギに変身。その時は4㎝にも成長しているんだ。」
「知識増える。」
「サナギになる時がかわいい。頭を上げて左右に振るのが前兆。その後、糸を分泌して、体を固定するのだ。冬でなければ1週間で羽化だ。」
「イェ~。」
「早朝、頭周辺を破り出てくる姿は涙が出そうになるよ。」
「感動!」
「そして、飛び立っていくチョウを見つめ、我々は心改めていくのであった………。」
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