真夏の散歩は危険がいっぱい

2021-08-10

「先日、知り合いが散歩中に、草履の緒が切れて裸足で歩いたらしい。」

「ゲっ!」

「気温は35度。日差しに熱せられたアスファルトは60度だ。」

「なんと…。」

「彼は、つま先歩き、かかと歩き、ケンケンと…。いろいろと頑張って、やっとの思いで帰宅したそうだ。」

「さながら拷問ね。」

「その通り!それで彼は怒っていた。」

「緒が切れた草履に?」

「NO!真夏の日中に犬を散歩させている人にだ!」

「犬は裸足だもんね。」

「肉球って案外厚くなっているんだが、表面温度60度のアスファルトの上を歩くと、肉球が火傷を起こす危険がある。」

「痛そう。」

「さらに犬の方が熱中症になりやすい。」

「あら。」

「顔やお腹が地面に近いうえに、全身は毛で覆われている。」

「そうよね。」

「犬は肉球でしか汗をかかないから、口を開けて舌を出してハアハア呼吸で体温を下げているんだよ。」

「パンティングっていうのよね。」

「パンティングで熱気を吐いても、肉球は火傷…。熱の逃げ場がない。」

「残酷よ。」

「そんな仕打ちをしないために、おうちグッズでステイホーム!散歩するなら冷んやりグッズを使用して早朝にしましょう。」

「飼い主も運動不足解消ね。」

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