お賽銭について
2015-06-10
「ちょっと細かいお金ある?」
「あるよ!」
「これ、両替して!」
「ホレッ」
「何で投げて渡すのよ!失礼ね。」
「だろ!」
「え!?」
「以前から気になっていたんだけど、お賽銭をするときに小銭を投げて賽銭箱に入れる人が多いよね。」
「そう言えば私も…」
「そもそも、お賽銭の目的は何だね?」
「それは家内安全とか厄除けとかをお願いする時にするわね。」
「前々から言っているように神様にお願いするのはどうかと思うんだけど、今回はまあ良いとしよう。」
「へ?」
「だったらお願いする相手にお金を渡すとき、投げて渡すかい?」
「うっ」
「その時は丁寧に“お供えをさせていただく”という気持ちで賽銭箱にそっと入れよう。」
「そう言われれば、ごもっとも!今まで大変失礼をしていたわ。」
「うん」
「ところで、お賽銭はいくらが良いのかしら?」
「最低限の生活が乱れない程度のお金で良いよ。心がこもっていれば。」
「なるほど。」
「しかし、口うるさくて申し訳ないけど、願い事が叶わなかった時に“○○円も賽銭したのに…”とか“あの神社に頼んでもダメだわ”とかグチらないようにな。“困った時の神頼み”って感じの人々が多いからね。」
「いつもいつも天ちゃんエラソーに言ってるけど“成功したら自分の手柄、失敗したら他人のせい”を地で行ってる感じがあるけど…。」
「ハハハ。」