国生み神話

2014-03-10

「日本列島ってどうやってできたの?」

「それは地質学的にか?神話的にか?」

「今日は神話的な方を聞きたいんだけどね。」

「むかし、むかし日本の形ができていない時に高天原の神様たちがイザナギの神に“下の国がドロドロしているので、住みやすいように固めてきてほしい”と言いました。その際“天の泥矛”授けたのです。早速、イザナギの神とイザナミの神は“天の浮橋”に立ち“天の泥矛”で下の国をかき混ぜてみよう!とイザナギの神は言ったのです。そして“天の泥矛”でコオロコオロとかき混ぜ、引き上げたところ、ボドッ、ボドッと矛の先からしたたり落ちたしずくが固まり島になりました。この島が“おのころ島”です。その島でイザナギの神とイザナミの神は結婚したのですが、うまく島を産むことができません。そこで高天原に行き神々に“どうしたら島を産むことができるのでしょうか?”と相談しました。神様たちは鹿の骨を焼き占いをして“イザナギの神の方から声をかける方が良い”と伝えました。おのころ島に戻った二人は島の中の大きな柱を回り、イザナギの神の方から『あなたは、とても美しい方ですね。』と言いました、するとイザナミの神は『あなたはとても素敵なかたですね。』と言ったのです。しばらくすると日本で最初の立派な島が生まれました。それが“淡路島”です。その後、伊予の島、隠岐の島、筑紫の島、壱岐の島、対島、佐渡の島、最後に大和の島を生みました。こうして日本の国、大八島ができたのです。」

「めでたし めでたし。」

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