「不活化ワクチン」とは
2012-09-10
「ポリオワクチンが生ワクチンから不活化ワクチンに変更されるのよね?」
「9月1日から始まるよ」
「簡単に教えて。」
「ポリオは、感染するとウイルスが脊髄の中に入って、手や足を麻痺させる病気なんだ。今の所治療法はなくて、麻痺が一生残る事が多い。」
「まあ。」
「そこで、ワクチンが導入されて、1980年以降野生ポリオウイルスによる患者の発生はないんだよ。」
「へえ〜」
「生ワクチンの中止の理由は?」
「生ワクチンはまれに副作用としてポリオにかかった時と同じ症状が出るからなんだ。」
「なるほどね。で、何ヶ月から投与するの?」
「はい、合計4回打ちます。初回は、生後3ヶ月から1才までに20日間隔で3回打って追加接種として3回目を終了した日から1年から1年半後に1回接種すれば良し。」
「ちょっと待って生ワクチンを1回しか接種していない児はどうなるの?」
「その児は、不活化ポリオワクチンを3回接種するんだよ。」
「なるほどね。他の病気にもワクチンがあるのよね?」
「うん、ロタ、3種、BCG、ヒブ、麻疹風疹、日本脳炎、インフルエンザ、B型肝炎等……」
「え〜っ、赤ちゃんの血液がワクチンに変わりそうなくらいあるのね……」
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