冷や汁で、真夏を乗り越える
2022-06-10
「夏がヒタヒタと忍び寄っているわ。もう、胃が悲鳴を上げて食欲減退よ。」
「まあ、そう言わずに元気に夏を乗り越えよう。」
「簡単に言うわね。先月教えてくれた“豆マメパワー”だけではダメみたい。」
「それなら“冷や汁”なんて、いかがかな?」
「宮崎県ね。」
「“冷や汁”は夏に食べる“冷し味噌風味すまし汁”である。」
「なるほど。」
「味噌ベースの出汁に薬味、地元産の魚、野菜や豆腐を入れてご飯にかけるといった、簡単な料理なんだ。」
「みそ汁かけご飯と、どう違うの?」
「相違点は、味噌は焼き味噌で具材には、ほぐした魚、ゴマ、塩もみしたキュウリを入れる点である。」
「ビタミン、ミネラル、蛋白質が充分に取れそうね。」
「その通り。具材のキュウリには体を冷やす効果があるし、みょうがにはミネラルが豊富で汗をかいた後にはもってこい。さらに大葉には食欲増進作用があるんだ。」
「私も説明に参加ね。味付けに使う味噌は発酵食品だから免疫に良いし、メインの魚はプロテイン補給に最適。」
「いいねえ。最後にふりかけるゴマは夏バテ防止のビタミンB群だ。」
「冷や汁効果で、真夏なんてこわくないわ~。」
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