新年のあいさつはメダカから
2020-01-10
「ということで、ドンドン池から散歩をスタート。」
「防寒バッチリ?」
「空気が澄んでて、気持ちいい。」
「なるほど。」
「それから艮神社の方へ、トボトボ歩いたんだ。」
「それで?」
「小川を見ながら散歩していると…。」
「すると?」
「メダカが泳いでいるではないか。それも日本固有種のメダカが。」
「まあ川だからね。」
「何を言う。」
「え?」
「日本メダカは絶滅危惧種だ。」
「ゲッ!」
「ブラックバスなどの外来種に捕食されたり、水質の悪化が加わったせいもあるし。」
「し?」
「水田の区画整備、用水路のコンクリートの護岸整備で住みやすい小川の淀みが無くなったんだ。」
「あらま。」
「またメダカは水田で産卵、孵化、成長して、秋に用水路に戻る、というライフサイクルがあるのだが、それらの整備により用水路と水田の行き来ができなくなって生活の場を失ったんだよ。」
「残念。」
「しかし!先日の散歩コースには結構多くのメダカがスイスイしていた。」
「感動!メダカに適した環境が福山市内にもあるのね。」
「そうなんだ。福山もなかなかやるねぇ。少し安心したよ。」
「というオチで…。今年もよろしくね。」
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