和菓子のマナー

2019-01-10

「正月休みに上司の家にご挨拶。和菓子が出てきて、まぁどうしよう。ガブッと食べるわけにもいかず…。」

「そうか。」

「和菓子マナー教えて。」

「まず和菓子には、黒文字という楊枝のような物が添えられている時と、添えられていない時があるんだ。」


「そうね。」

「この黒文字は和菓子を一口サイズに切って食べる際に使用しましょう。」「はい。」

「生菓子は黒文字で食べるのです。お菓子を一口大に切り、黒文字に刺して、そのまま口に運んだらよし。その際は左手で口を隠しましょうね。」

「上品にね。」

「羊羹も同じ様にしたら良いよ。」

「なるほど。」

「次に、干菓子は手で食べよう。小さい物はそのまま口に。大き目の物は手で割って口に運んだらよし。」

「さすがね。」

「さらに最中。これはガブッといったら印象悪し。手で適当なサイズに割るんだ。」

「分かりました。」

「ここからは考えてください。」

「?」

「柏餅・桜餅の葉は食べるべきだ?」

「〇」

「不正解。本来、香りを楽しむため無理に食べなくて良いよ。」

「ヘェ~。」

「大福は手で口を隠せばかぶりついてよい?」

「X」

「正解。逆手で懐紙ごと持ち利き手でちぎって食べるんだね。」

「うん。」

「団子は食べにくいから残す?」

「X」

「残す…はダメだよね。難しいけど黒文字で一つずつはずして食べよう。」

「よく知ってるわね…。でも本当に実行しているの?何でも一口で食べる人が…。」

「ばれたか…。」

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