幼き頃よりの思い出
2014-12-10
「“ビールください”“はい”“トクトク!ゴクゴク!”“しょうゆラーメンとカツ丼ください”“はい、おまちどうさま”“ガッッズルズル”」
「何?いきなり?」
「大学時代このシーンをやりたくてアチコチの食堂を巡ったもんだよ。」
「はぁ?」
「メニューに“ラーメン”はあっても“しょうゆラーメン”と書いてない。“しょうゆラーメン”があったら“カツ丼”がない。」
「?」
「この計画は頓挫しそうになった時…思ってる通りの食堂を2店舗見つけたんだ!」
「何をしゃっべてるの?」
「で、ドキドキしながら店に入り第一声は“ビールください”店のおばちゃんに期待していたことは、アイソがなく“はい!”と言ってビールをドン!と置くことだったんだけど…」
「だけど?」
「その食堂のおばちゃん笑顔で“ビール飲むときは1口食べてからの方がいいよ。”エッって感じだよオレは!」
「怒る理由が全くわからない!」
「よって次の店に期待を込めて来店!“ビールください”そのおばちゃん、笑顔で“何かつまむ?”って聞くんだよ〜(涙)」
「なげく事?」
「当たり前だ!オレは健さんになりたかったんだ!」
「天ちゃんは小さい頃から“死んでもらいます!”と言ったり“義理と人情って何だ?”と聞いたりしてたわね。」
「その通り」
「大学時代まで健さんのものまねしてたの?」
「そんな事はない。さっきもしていたよ。」
「何よ!そのドスのきいた声は(笑)」