カープ、優勝じゃー
2010-02-10
「先日、東京ドームにコンサートを見に行った」
「へえ〜」
「５万人が１人のアーティストに声援を挙げる！ こりゃーすげえ」
「へえ〜」
「帰り道にふと思った」
「ん？」
「これが野球なら、勝敗という欲がからんで変な空気が漂うんじゃないかなって」
「ん？」
「勝負の世界は結果オーライ。勝つためには相手の凡打やエラーを祈ったりする時があるよな？」
「うん」
「それが人間の邪悪な面をさらけ出していき、ドス黒いオーラがドームを包み込む」
「そうね」
「さらに今の日本では、敵とみなしたら徹底的に相手をイタブル傾向がある。これが爽やかであるべきスポーツの世界をドロドロしたものにしている気がしてならないのだ」
「はあ？」
「ただ試合に勝てばいい、俺だけ試験に受かればいい−てな考えしか頭の中にないだろ？ 全く弱い生物の生き方だ。かつて“江夏の21球”の試合後、衣笠が彼に『いい試合が出来てよかったね！』と言ったそうだ。この言葉の重い意味を知ろう!! 野村新監督のカープは今年こそ優勝だ！」
「天ちゃんの頭、今まで以上におかしくなったんじゃない？」
「そうかもしれない…！ がんばれカープ！」
