串カツの元祖
2023-04-10
「福山にも串カツ屋が増えて喜ばしい。」
「関西生活が長かった天ちゃんには楽しいことね。」
「ところで知ってる?串カツ発祥の地は東京なんだって。」
「なんと!」
「明治時代末期に、東京では肉フライって串カツのことを呼んでいて二銭で販売していたらしい。」
「えらい昔ね。」
「それが昭和元年に大阪にやってきたのだ。」
「関西征服作戦ね。」
「当時、大阪では“串カツ”と呼ばず“二カツ”と呼ばれてたらしい。」
「一串、二銭で中身は立派に牛肉なんだ。それで“二カツ”」
「大阪人には売れそう。」
「だろ。しかし当初は全く売れなかったらしいよ。」
「なぜ?」
「いくら串カツとは言え当時、肉といえば洋食。洋食を二銭で売るはずがない。牛肉ではなく怪しい肉だと言って食べなかったらしいよ。」
「そうなのね。」
「しかし、次第に繁盛して創業6年後には店舗を立派にするまでになったらしいよ。」
「素敵。串カツって、てっきり関西文化だと思ってたわ、また一つ知識が増えたわ。ところで天ちゃん…。」
「何だよ。串カツ奢れってか?」
「当たり前じゃないの!」
「今はお腹が痛いんだ、ご勘弁を~。」
「この仮病ヤロウが!!」
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