“すだち”と“かぼす”でソーメン
2022-11-10
「若干季節外れだが“すだち”と“かぼす”の違い分かる?」
「簡単!“すだち”は徳島県の特産物の香酸柑橘類で1個40gと小さくゴルフボールくらいの大きさかな。清々しい香りで、料理との相性はピッタリよ。一方の“かぼす”は大分県の特産物で1個100gとテニスボールくらいの大きさで甘みが少し加わった酸味と香りが素敵だわ。」
「あれま。よくご存知で…。」
「それでね、両方ともアルコールを割るのには最高なんだけどね。“すだち”は特にビールに合うの。ビールの喉ごしが、さらに増して最高よ。一方“かぼす”は芋焼酎の湯割りにフィットするのよね。湯気に混ざる芋と“かぼす”の香りで、つまみいらずよ。」
「へぇ~。では両方の存在を引き出すことのできる料理は何だ?」
「わからないわ!」
「ソーメンだよ。」
「えっっ!?」
「素麺のつけ汁の中にスライスした“かぼす”を入れて、器にギュッと絞った“すだち”の果汁を入れる。」
「なんと、ミックスお出汁ね。」
「それで食べてみろ。“かぼす”の上品な酸味と“すだち”の清々しい酸味が見事に調和して素敵な味わいが楽しめる。」
「ワンダフル!“すだち”派とか“かぼす”派とか言い争わなくていいのね。そこもグレイト!!」
「食は、みんなの心を一つにします。」
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