お伊勢参りその6
2013-10-10
「別宮参拝めぐりの最終回は…」
「ワクワク!」
「“月讀宮”である。」
「伊弉諾尊、伊弉冉尊、月讀尊ね!」
「何?よく知ってるな。」
「このコラムに出てから古事記等に興味がわいてきたのよ。」
「それはいい事!ここは“月讀宮”→“月讀荒御魂宮”→“伊佐奈岐宮”→“伊佐奈弥宮”の順で参拝するんだよね。緑に囲まれた森の中を通り抜けると、静けさの中、これから4宮がたたずんでいるよ。」
「わ~すてき!」
「次は、“倭姫宮”ここは倭姫命が祭神の別宮で、倭姫命は天照大御神のお告げにより、大御神を伊勢に導かれた皇女である。」
「という事は伊勢神宮があるのは倭姫命のおかげってわけね!」
「最後は“月夜見宮”天照大御神の弟神が鎮座しているんだ。ここは月讀宮と同じ神がまつられているんだけど、なぜか漢字が異なる。」
「へぇ~!参拝に行く時は注意しないとね。」
「神様は平和な和御魂と、穏やかな荒御神の二面を持っているんだ。通常、それぞれ別の社にまつられるんだけど、ここではひとつのお宮に神様の二つの面が鎮座するのは珍しいんだよ。」
「これでお伊勢参りも終了ね。あ~楽しかった。」
「待て!待て!本格的に参拝しようとしたら伊勢神社125社といって御正宮、14の別社、43の摂社、24の末社、34の所管社、合わせて125の宮社から成り立っているんだよ。これを全て参拝してお伊勢参りは完了…。」
「ゲッ!」
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