バウムクーヘンはドイツ出身
2024-11-10
「何を食べてるの?」
「バウムクーヘン。」
「ミルクティーと3時のおやつをしたら最高ね。」
「そうだね。」
「バウムクーヘンについて教えて。」
「ドイツ産のお菓子で、中心に穴があり断面に年輪みたいな模様が浮き出たケーキなのだ。」
「作り方は?」
「普通のオーブンでは作れず、バウムクーヘン専用オーブンが必要なんだ。」
「なるほど。」
「専用オーブンには生地を巻き付ける為の芯があって、その芯に生地を巻き付けて焼く、焼けたらその層の上に生地をかけて焼くことを繰り返し、薄い層を20層程度重ねて作る。焼きあがると芯を抜いて輪切りにすると木の年輪のように見えるよ。」
「根気がいる仕事ね。ドイツからどうやって伝わってきたの?」
「第一次世界大戦後、日本軍の捕虜となったカール・ユーハイムによって日本に渡ってきた。」
「似島に収容されていたカールは広島県が開催することになった、ドイツ人作品展示即売会にバウムクーヘンを出品して大好評!」
「やったね。でも専用オーブンはあったの?」
「ない。樫の木に生地を巻いて炭火でコツコツ焼いたらしいよ。」
「まあ素晴らしい。」
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