シン・晩酌
2023-11-10
「ウチの犬にキャベツを与えると葉は残して芯だけ食べるんだ。」
「なぜ?」
「で、葉と芯を分けて食べ比べしてみたよ。」
「よ?」
「芯の方が食感はもちろん強いが、甘みが芯の方が断然あるんだ。」
「なんと!」
「そう言えば以前ギョウザの具の中にキャベツの芯を入れると、その食感と甘みで10倍美味しくなるって聞いたことがある。」
「わかるわぁ。」
「で、キャベツの芯を調べてみよう。」
「イエ~ィ!」
「キャベツ自体に骨強化のカルシウム、浮腫を取るカリウム、アンチエイジングのβカロチン、胃炎に効くビタミンU、胎児の正常発育に必要な葉酸等、いっぱい含まれているよ。」
「スゴっ。」
「本日のメニュー!」
「やった~。」
「まずはキャベツの芯の味噌汁でお腹を温めます。」
「ホッとするわ。」
「そして乾杯の後は、甘辛く味付けしたキャベツの芯キンピラ。」
「ご飯も欲しい。」
「そこでキャベツの芯のマスタード和え。」
「ビールに合うわぁ。」
「さらにキャベツの芯のかき揚げ。」
「今度は焼酎よ。」
「もう少し物足りないお腹に、キャベツの芯の豚ぺい焼き。」
「これは、とどめのハイボールだわ。」
「パンパンのお腹を癒すのはキャベツの芯の梅おかか和え。」
「あぁスッキリ。」