子供時代はストレス知らず

2019-03-10

「我々が幼い頃、冷蔵庫の普及も今一つで氷屋さんから氷を購入して食品を冷やす“冷蔵箱”ってあったよな。」

「あったわ!」

「当時、飲み物を冷やすのは大人のビールくらいで、子どものジュースなんて冷やしてもらえない。」

「うん。」

「で、水道水で手軽にできて、安価な粉ジュースが大人気だったね。」

「そう!果汁風味が色々とあった記憶があるわ。美味しかったよね。」

「それと炭酸飲料もあったね。炭酸の泡が出てくるのをアゴにあてて遊んでた。」

「そうそう。」

「ところが人工甘味料の健康被害が懸念され、人工甘味料が禁止となったんだ。」

「う~ん。」

「それとビンのジュースが一般的になって廃れてしまった。」

「残念。」

「それが探してみたらあるもんや。今でも一袋10円の粉ジュース!」

「イエ~ィ!」

「ソーダ、コーラ、パイン、グレープ、イチゴ、メロン、オレンジと種類も豊富で~す。」

……数日後……

「ねえ天ちゃん、買ったわよ。」

「やるね~。」

「この寒い日々に飲み比べは大変だから粉を直接口に放り込んだわ。」

「ギョッ!」

「それでランキングは、1位コーラ2位グレープ3位パインで~す。」

「なるほど。」

「ついでにベーゴマ、ケン玉も購入。」

「童心に返るって事は純粋な気持ちになるね。ストレスがなくなるよ。」

「え? ストレスあるの?(笑)」

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