無月経

2011-04-16

●無月経の基礎知識
妊娠していない状態で、3ヶ月以上生理が来ないことをいい下記のように大きく分けられます。

原発性無月経
無月経は18歳を過ぎても初潮がない症状

続発性無月経
初潮を迎えた後3ヶ月以上月経が止まる症状

●無月経の原因
原発性無月経の誘因としては、染色体の異常や胎児期における性分化(男女の性の違いを分ける過程)の異常などの重大な原因が潜んでいることがあります。15歳になっても初潮が来なければ婦人科を受診してください。

続発性無月経の誘因としては、不規則な生活・受験や転居・職場での人間関係・身内の不幸・精神的なショックなど大きなストレスが起こった場合(ストレス性無月経)と、無理なダイエットをして極端に体重が減ってしまった場合(体重減少性無月経)に大別されます。最近では10・20代の女性にダイエットによる無月経が増えています。また、過度な運動でも月経が止まってしまう場合があります。マラソン選手などハードなトレーニングが無月経の原因になることもあります。

●生理が来ないと
生理がなくなると、女性にとって大切な卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が減り、不妊や骨粗しょう症の原因になります。また、無月経を放置すると卵巣が萎縮して妊娠できなくなってしまうこともあります。生理は健康のバロメータです。「楽だからこのままでいい」ではなく、異常を感じたらすぐに婦人科へ相談するようにしましょう。

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