ちょっとずるいかな
2016-05-10
「先日、艮神社に参拝した時、ふと気付いたんだが…」
「何を?」
「そこは伊邪那岐命と須佐之男命をまつられているのは有名だよね。」
「まあね。」
「意外と知られていないのが天宇受売命のお社がある。」
「何かあるような…」
「入口右手にあるよ。」
「はい。」
「神話の上では天宇受売命は重要な役目を果たしている。」
「?」
「須佐之男命が暴れて天つ罪を犯した。」
「それで?」
「衝撃を受けた天照大御神は“天の岩屋戸”を開けてこもってしまった。」
「どうなるの?」
「世の中が暗闇と化して邪神がはびこりだしたんだ。」
「ワー(汗)」
「どうしても出てこない天照大御神を外に出ていただくために天宇受売命は裸同然になって踊りだした。」
「すると天照大御神は何事がと思い岩屋戸を少し開いたら…」
「それから?」
「その手をつかまれ外に引き出されたよ。」
「まあ!」
「すると、その瞬間世界は明かりを取り戻した。」
「良かったわね。」
「という様に、その時に天宇受売命がいらっしゃらなかったら、この国はずっと暗闇でした。」
「なるほどね。」
「今度、艮神社に行ったらこの社も参拝しましょう。」
「今は何かと暗い話題が多いから是非参拝させていただくわ!」