経口避妊薬

2011-04-16

一般的に「ピル」と呼ばれる錠剤を女性自らが服用する事により、人工的に排卵終了後の黄体期と同様な内分泌状態を持続させることで排卵を抑制・受精卵が着床しにくい状態にする等の効果があり、高い効果が望める避妊方法です。
必ず医師の処方が必要で、服用してはならない場合や、慎重な服用を要する場合もあります。当然、飲み忘れがあれば妊娠の可能性も高まります。

ピルを服用される方へ
●服用にあたり必要な検査
①継続服用の場合
1.子宮頚癌検査
2.超音波検査による子宮と卵巣の検査
②年に1度の検診

●服用法
1.生理開始からの1~5日以内に服用を開始
2.毎日1日1錠服用
3.服用する時間は基本的に同じ時間帯
※服用開始日から効果があります
※1錠飲み忘れた場合は翌日2錠服用

●その他の効果
・生理時期の調整
・月経周期が規則正しくなる
・月経困難症の緩和
・子宮内膜症の治療
・経血量の減少
・鉄欠乏性貧血発症の低下

●副作用
吐き気・頭痛・眠気・むくみ・胸がはる等が服用開始後に発生することがありますが、ほとんど1~2週間で消失します。人により血栓症・肥満などの副作用が出る場合がありますのでご注意ください。
また、最初の1~2か月は生理期間と関係なく不正出血が発生することが時々見受けられますが問題はありません。
2週間以上続き気になる方は、薬の種類を変更することで解決することがありますのでご相談ください。

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