今が一番、若いのだ

2009-08-10

「先日、石土山大権現にお会いするため、標高1893mの石土山に登ってきた」
「相変わらず行動が読めない人ねー」
「自らの修行のためだ。頂上に登りつめ、石土山大権現の祠に向かい、般若心経をあげた。その後、休憩のため腰を下ろしたら、そこから何と、笹原にもまれた雲間から氷見二千石原が見えたのだ」
「想像できないけど、素敵そう!」
「そこで脳裏をよぎったのが『これからの人生、今が一番若い!』という言葉だった」
「?」
「これまで、『今さらこんな事しても』とか『もう若くないから』と躊躇しながら生きてきた。生きることは汚点の積み重ねだが、汚点ばかりが記憶に残れば人生を萎縮させる。今が一番若いと思えば、幸せを積み重ねて行けるのだ。な、リスタートできる勇気が出てきたろう?」
「……天ちゃんてさあ、そんな能力、保育園児の頃から持ってるじゃないの! 何を今さら叫んでいるの?」

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